小児頭蓋変形
お子様の頭の形が気になったお母様、お父様はいらっしゃいませんか。
赤ちゃんは長時間にわたり同じ体勢でいると頭の骨が重力により同じ方向に押され続けてしまい変形してしまいます。その変形を位置的頭蓋変形症と言います。いわゆる、寝癖や向き癖によるもので、自宅で矯正することが重要です。しかしながら、変形が強い場合など自宅での自己矯正が難しい場合はヘルメット矯正治療が推奨されております。当院ではヘルメット矯正治療を実施する予定です。
一方で、頭の形の変形を伴う病気として、頭蓋骨縫合早期癒合症というものがあります。この病気は本来成長に合わせてゆっくりとくっついていくはずの頭の骨のつなぎ目が何らかの原因で早くくっついてしまう病気で、発達が遅れる原因となります。下記のように早期に癒合してしまった縫合により分類されます。基本的には手術加療が必要ですので、早期癒合が疑われた場合は高次医療機関へご紹介致します。
日本頭蓋顎顔面外科学会HPより